志望校の文化祭に行ってみましょう

 9~10月は中高一貫校の文化祭や体育祭が目白押しです。お子さまの志望校の文化祭には、ぜひ足を運ばれることをお勧めします。小6にもなりますと、土日は模試で忙しくなり、お子様といっしょに見学に行くこともままならぬ状態になってきます。ぜひ、小4~小5から、いくつかの学校の文化祭・体育祭を見学してみることをお勧めします。

 

 まだ志望校をしっかり決められていないでしょうが、個性豊かな、雰囲気の異なる学校を見学していくなかで、お子様にあった学校を見つけることができるかもしれません。私はいくつかの観点を持って文化祭見学をしました。そのなかのひとつが、

わが子が「その学校」の在校生としている姿がすんなり想像できるか?

ということでした。学校偏差値がわが子の実力にちょうどよく、塾先生からも薦められた、ある学校を見学にいきました。文化祭の展示、出し物ともに充実していて、質問すると元気のよい答がすらすらと返ってきて、利発で元気な生徒さんが多い印象を持ちました。しかし、この学校はわが子には向いていない気がしました。その文化祭に、わが子が在校生としている姿を想像できませんでした。抽象的ではありますが、親の勘は大切だと思います。

 

 中高生の思春期は、学校内での落ち着ける、心地よい居場所があることが大切だと思います。学習カリキュラムや指導者(先生)がすばらしいとともに、この学校に通って、子供の居場所、仲間とともにおちつける場所はあるだろうか? いくつも文化祭を見学していますと、なんとなくわかってくるものですお子さんの性格や個性を一番良くご存じなのはご両親ですね。文化祭を訪れる際、「この学校の生徒のような生活を送ってほしい。」という気持ちで見学するのもよいのですが、「わが子は、この学校の生徒として合っているのかな?入学後、わが子にとって心地よい居場所がありそうかな?」というような観点での見学もお勧めします