冬休み~1月:学習目標を絞りましょう


 冬期講習、正月特訓、個別指導などなど。受験生の皆さんは、クリスマス、正月気分もない年の瀬~新年となるかもしれません。

 

 この時期一番大切なことは、学習目標を絞れるだけ絞ること。お子さんによりますが、冬期講習の総復習などは優先順位は低いです。あれは、「塾に来てもらえれば、何かしら勉強させますから!」という、塾のメッセージですね。でも、お子さんひとつずつの志望校にだけ絞った総復習などしてくれるものではありません。生活にリズムをつけるために出席したほうがよいと考えられるご家庭でも、塾学習の復習や宿題はポイントを絞ってやりましょう。


 一番大事なのは、「志望校の過去問演習とその復習」「志望校模試などの総復習」。そのなかで抽出された苦手分野の標準的問題の演習など。志望校の科目ごとに「目標点」を設定し、目標点を取るためにすべき「学習内容」を列挙し、スケジューリングしましょう。

 科目ごとの足切りがなければ、総合点で闘えばいいわけですから、苦手科目ばかりに力を入れて学習するのも禁物です。各科目バランス良い学習計画が大事ですが、科目ごとに「重要視する分野など」を絞りましょう。


 無事志望校に合格したお子さまの話を聞きますと、「1科目にちょっと失敗して・・」というお子さんは、割合と合格していることが多いものです。「2科目で失敗してしまった・・」というお子さんは残念な場合が目立ちます。やはり、各科目、バランス良い学習計画と実行が大事だと思います。