【小・中】わが子に合った家庭教師を選びましょう

数年前、東大生の家庭教師の後に指導に伺ったことがあります。中学受験生でしたが、小3で大手塾に通い始めたものの、小4になって数か月、塾学習についていくのが大変になってきて、ひとりで復習をするのもままならない状態でした。特に、読解力がなく、国語のみならず、算数の文章読解にも苦労していました。

ご家庭の話ですが、東大生の家庭教師さん、頭脳明晰なのでしょうが、指導経験がなく、また自分が勉強でできなかった、困ったという体験がないせいか、わからなくて躓いているお子さんに、いろいろ工夫しながら丁寧に説明する力に欠けていたとのこと。

確かにそういうことはありえますね。自分が解けることと、教えることは全然違います。その先生も、いろいろな生徒さんの指導経験を積んで指導上手になっていかれるのでしょうが、この時点では、基本で躓いているお子さんの指導よりも、難関中学向け算数の指導が向いていらっしゃったのかもしれません。

家庭教師センターを通して先生を頼む場合は、わが子の現状と目的、目標に合った先生を選ぶべきです。希望する先生のタイプや経験年数など、センターにしっかり伝えましょう。

また、わが子の指導に合わないなと思ったら、遠慮なく教師交代を伝えましょう。先生を変えてもらうことができるのは、センターを通して家庭教師を頼む場合の大きなメリットです