小学校前の準備学習で、ひらがな、カタカナを覚えたり、たし算ひき算の先行学習を進めたはよいが、鉛筆の正しい持ち方がおろそかになっていたり、文字や数字の書き順を間違えて取得しているお子さんが見受けられます。
書き順を守ることで、見やすくきれいな字を書くことができますので、しっかり身につけたいところです。
まず、鉛筆の持ち方はとても大事です。とても丁寧なきれいな字が書けているのに、「先生、疲れた~。」というお子さんの手元を見ますと、鉛筆の持ち方がにぎり箸状態だったことがありました。
数字で間違いが多いのが、0(れい)と9(く)の書き順。7(しち)は2画で書きますが、1画で書くか、「短い縦線」を略すお子さんもいます。これでは、将来、自分で書いた1と7を読み違える心配が出てきます。早めに直しておきましょう。
算数では、数字は、0,4、7,9をレイ、シ、シチ、クと読むのが一般的です。10から逆読みする場合は、キュウ、ナナ、ヨンも使います。どちらかしか知らないと困りますので、ふたつの読み方があることを知っておきましょう。
ひらがな、カタカナも同様です。見よう見まねで覚えたお子さんは、書き順が正しくないことがあります。学校の先生もチェックするでしょうが、頭でわかっていても、一度癖がついてしまったものはなかなか直せません。大変でしょうが、ご自宅でもしっかりチェックしていただきたいところです。
GWのお出かけ中でも、レストランの待ち時間に、文字数字の確認くらいはできると思います。普段あまり接することのないお父さんが相手をすると、お子さんもはりきって応えてくれるかもしれません。鉛筆の持ち方、数字、ひらがなの書き順に間違いがないかをチェックするいい機会だと思います。基本の基本に心配のない状態で、自信をもってGW明けの学習にとりくめるようにしたいものです。
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