なかなか身につかない単位変換


重さ、距離、かさなどの学習は、小1から少しずつ学習していきますが、
学年があがるにつれて新しい単位が増えてきますので、前学年の学習内容を
身につけていないと、どんどん苦手になってしまう単元のひとつです。

単位の学習には、定規、はかり、ますなどに触れながら実体験で感覚を身に
つけるのが一番なのですが、この一手間を飛ばしているご家庭がとても多い
です。

立派なアナログの料理ばかりがあるのに、私が聞くまで戸棚の奥にしまった
ままのご家庭もありました。出していただいて私が指導に使いましたところ、
生徒さんはとても張り切って単位の学習をしていました。

さて、実体験を十分した上で単位の感覚が身についても、プリントで繰り返し
演習しないと、単位変換を確実にできるようにはなりません。

単位変換を間違いやすい生徒さんには、以下のように補助線を引いてから
単位変換をするように指導しています。

 

あわてていきなり答えはかかないで、小さな単位を大きな単位に変換する
時は、3つずつ「|」で区切ってから、単位変換をする。

重さ、kgの右に|      距離、kgの右に|  

かさ、Lの右に|      長さ、km、mの右に|

 

大きな単位を小さな単位に変換する時は、問題の数字の下に答えを一度メモ
書きしてから、答えを写すと間違えにくいです。
テストでもしっかり実践
できる生徒さんは、だんだんとケアレスミスが少なくなります。