【小・算数】計算のケアレスミス対策は早めに

単元テスト、中学受験と、学年が上がるほど、計算のケアレスミスが多くて困るという話を聞きます。算数は得意で、むずかしい応用問題はしっかり解けているのに、最初の計算の小問を落とすお子さんも多いです。

さて、小学校5、6年になって、急にお子さんの計算ミスが目立つようになるわけではないと思います。「うちの子、算数は苦手ではないけれど、計算ミスがちょっと多いかも?」と気づくのは、小学校2~3年の頃ではないでしょうか? 

この時に、「まだ計算に集中していないだけで、学年が上がれば直るのではないか?」と思ってほったらかしにしておくのは危ないです。気づいた時から、計算ミスを減らす取組み、練習をしておきましょう。高学年になってからでも計算ミスを減らせないわけではありませんが、なるべく早く対策を取ったほうが、ケアレスミスを減らすことができます。低学年のお子さんはまだ素直で、教えたことを守って、学習を丁寧にしてくれるというメリットもあります。

1)計算途中で、自分の書く数字の読み取り間違いする(7と1、2と3)お子さんは案外多いです。小1,2の頃、数字が雑なことを見つけたら、そこで正しく矯正しておけば、後々苦労しなくてすみます。

2)筆算式を書くときに、問題の数字の写し間違いをするお子さんも多いです。


計算問題をとくときは、左手の人差し指をガイドに使い、写す数字の下あたり
に手をそえましょう。筆算式を書いた後に問題の式と見比べましょう。
細かい数字を写すとき、私でも自然に左指を添える習慣がありますし、再度確
認します。「こんなことめんどう!」と思わないで、「これが普通なんだ」と
思って、計算できるようにしておきましょう。

気付いた時に、どのようなタイプの計算ミスをしているのか?をチェックし
て、はやめにミスを防ぐ対策をとることが大切です。