【中学受験・社会】 参議院議員選挙

昨日は参議院議員選挙日でした。最近は開票速報が出るのが早いですね。昨日、私はうっかりしていて、投票にいったのが夜7時30分頃でした。帰宅後、8時半にテレビをつけると、すでに当選確実のニュースが次々と流れていました。結果は自公の勝利で、今朝の新聞の見出しは「改憲4党3分の2に迫る」でした。


さて、今回の選挙で注目されたのが選挙年齢の引き下げで、投票できる年齢が
「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられました。新たに有権者となった
18~19歳は全国で約240万人、有権者全体の2%くらいにあたります。
どのくらいの投票率だったのか?大変興味があります。

また、このところ選挙となると問題視されるのが「一票の格差」です。
選挙区によって有権者数が大きく異なると、一票の重みに差が出ます。
これを是正するために、今回の選挙では、となりあう選挙区をまとめてひとつ
にする「合区」が導入されました。
また、人口数が多い地域については定員増があり、全国で、定員が10増10減、
結果として±0となったようです。

来年の中学入試の時事問題では、今年度の選挙制度の改正のみならず、
明治時代から、どのように選挙権が拡大してきたかが問われそうです。

明治時代の帝国議会で、国民(25歳以上の男子、国税15円以上)が衆議院の
選挙権を与えられたのを始めに、戦後1925年に普通選挙法が成立し、
女性に選挙権が認められたのは1945年でした。既に今年の中学入試でも、
選挙権の拡大や合区について出題した学校がありました。

日頃からテレビや新聞で時事ニュースに触れ、ご家庭で時事問題について
話題にする機会を少しでも持っておきますと、本格的な時事問題対策をする
12月頃になって慌てることが少なくなります。