【小・算数】立体の理解には実体験を!

図形、特に立体が苦手だと、アドバイスしたいが、どのように教えていいのか?悩む保護者も多いようです。

立体については、低学年のうちに、たくさんの「見る、描く、触ってみる」を体験しておくことが大切です。高学年になってからでも、理解できない場合は、実体験をしてみるのがよいです。


以前、話題にしたことがありますが、「生まれながらに、立体感覚に優れている傾向にある子供はいそうだ。」と思ったことがありました。しかし、受験問題を解くための立体感覚くらいでしたら、経験を積めばわかるようになってきます。

 

私も立体が得意なこどもではありませんでした。立体切断がよく理解できなかった私のために、父が「豆腐」を切って説明してくれた思い出があります。うまく切れず崩れてしまうため、母に「羊羹かってこい!」と言ったのも覚えています。買ってきた羊羹をいろいろと切って断面を見せてくれました。たくさんの羊羹のかけらが発生し、しばらく、おやつが羊羹でした!

 

今考えると、大根でもよかったのに!と思います。また、堅豆腐ならば立体切断に使えそうです。立体切断だけの目的で教具が販売されているようですが、はじめから切ってあるのを分割して開いてみても、あまり実感が伴いません。その上、これだけのために、高い教材を買うのはもったいないです。ご自宅で実体験してみる場合は、子供に予想させてみてから切ってみるとよいでしょう。