【私立小学生】勉強に遅れを取るケース

念願の私立小学校に入学したのに、3~4年生で学校授業や宿題に遅れを取ってしまうケースがあります。このような生徒の指導を3件したことがあります。低学年から学習に心配が感じられていたようですが、指導に当たったのは小4からでした。

 

漢字が覚えられない、計算が遅くて不正確、簡単な文章題が読みとれないなど、それぞれに抱えている問題は違いましたが、半年から1年の指導で、苦手なところが確実に改善されていきました。

 

漢字学習が苦手なAさんは、初回授業で漢字の宿題に60分以上かかっていたので大変心配しましたが、1年後には15分で宿題を終えることができ、またその字も大変きれいになりました。

 

計算が遅い上に集中力がなく、2~3問解くと疲れたと言って、机につっぷしてしまっていたBくんも、少しずつ集中力をのばし、1年後にはドリル2ページをやり終える間、黙々と計算するようになりました。


子供は皆、潜在能力を持っています。それがうまく使えないで、壁にぶちあたっているケースが多いです。やる気を起こさせ、能力をうまく引き出すことができるように指導するには、生徒さんの性格も踏まえた上で、モチベーションがあがるような学習方法の提案や心のケアも大切になります。

 

また、ご家庭には「普段のお子さまへの接し方」や「宿題のやりかた」を細かに伝授し実践してもらうことも必要です。小学生の勉強の問題点を解決するためには、家庭教師・本人・保護者の連携がとても大切になってきます。