【小・算数】むつかしい問題は解くけれど・・

正解率の低いむつかしい応用問題を解くけれど、簡単な計算問題をよく間違える、問題文にある数字を読み間違えることも多い。最近、小5生のお母さまから相談を受けました。頭の回転のよい算数得意な男の子によくあるパターンです。計算問題、基礎文章問題を解くのにスピードが速すぎるのだと思います。

 

応用問題や難問になるにつれて、文章をじっくり読まなくてはならなくなり、考えて解くスピードも落ちてきますので、案外と難問の文章の読み間違いはしないものです。このようなタイプのこどもは、普段から自分が間違えない速度を知ることが大事です。計算問題はおもしろくないですし、さっさと終わらしたいという気持ちもあるのでしょう。

 

しかし、テストでは最初の計算問題も最後の難問も1問の配点がそれほど違うわけではありません。計算が苦手なのか?と、毎日の計算ドリルを増やしたりすることはありません。逆に計算ドリルの課題を減らしてもよいでしょう。そのかわり、計算問題を解く場合は必ず見直しをして、1回めで正解する癖をつけていきましょう。

 

また、□算や和差算・植木算など確かめ算ができる問題は、かならず確かめをさせる習慣をつけておきましょう。このタイプのこどもは計算が速いですから、テストでも確かめ算を行う余裕は十分にあります。