【中学受験】小学校入学前から中学受験準備

秋になりますと、中学受験準備や入塾に関して、単発で教育相談が飛び込んできます。中学受験の「いろは」を教えてほしい、「入塾時期はいつころがいいでしょうか?」などの相談が多いです。

今までの相談のなかで一番年齢下は、「年長さん」でした。小学校受験は向いていないと判断して、早々と中学校受験に切り替えることにしたようです。

開口一番、「御三家をめざしたいのですが、今から目指せばだいじょうぶでしょうか?」と聞かれました。このようなご家庭は首都圏ではめずらしくないようです。なかには、「胎教から御三家を目指していました」というご家庭もあります(笑)。

幼少時から御三家を目指していけない理由はありませんので、「お子さんの得意不得意、好き嫌いを見極めながら、学習環境を整えていきましょう。」と話しますが、「お子さんにプレッシャを与えるような受験話や押し付け的な教育はやめましょう。」ともお伝えします。

そして、中学受験を考えるのであれば、小低学年までの間に、以下のような子供に育てていきましょうとお伝えします。

1)すぐにわからない問題でも、いつまでも考え続けることができ、考えるのが楽しい子。

2)学ぶことを遊びの延長としてとらえられる子

 

答えは出なくとも、時間をかけて考えた時間は頭の財産になります。ご自宅では、「できた!」ではなくて、「時間をかけて考え続けていることをほめてあげてください。」ともお伝えします、

そのようなこどもを育てるためには、親にも、「答えを教えない」、「問題とじっくり向き合っているのを待つ」忍耐が必要になってきます。