慶應義塾幼稚舎の対策

カリキュラム

 慶應義塾幼稚舎は、日本で最も古い私立学校の一つで、初等教育から大学・大学院までの慶應義塾一貫教育の最初に位置する小学校です。福沢諭吉の教育理念を重視し、「共生他尊」に裏付けられた「独立自尊」の精神を養うこと」を目指しています。

 K・E・I・O組の4クラス、1クラス36名の少人数学級で、6年間、クラス替えはありません。担任の先生は持ち上がり制になります。また、授業では、専科制を採用しています。英語・情報・体育・絵画・音楽・造形理科が専科制で、理科以外の授業は、小1から行われます。

 これらの、担任の持ちあがり制・教科別専科制によって、長期的な視点と、様々な角度からの視点で指導ができるカリキュラムとなっています。

 担任の先生に裁量が任されている部分が大きいため、同じ学年でも、クラスによって、授業の進み方や内容が違うため、お子さんのクラスの授業内容、進度、お子さんの理解度に合わせて対策をすることが不可欠です。

学習のポイント

 慶應義塾幼稚舎では、担任の先生が指導方針をすべて決めます。そのため、同じ学年でもクラスが違うと、授業内容・難度・進度・宿題などが変わります。担任の先生の指導だけだと、学習内容が偏る恐れがあるので、学校の学習以外にも自主的に勉強を進める必要があります。

 また、幼稚舎からの内進生が、中学入学後に苦労するケースは少なくありません。中学受験組に遅れをとらないよう、意識した対策を行っていきましょう。

 算数は、「新・小学生問題集」「幼稚舎の算数」「算数プリント」を使っています。
テストは、主に、プリントと新小問から出題されます。ほとんどが、「算数プリント」と「新・小学生問題集」の類似問題です
 高得点をとるには、2つの教材を繰り返し解くことが必要です。分からない問題があった場合は、その都度質問するなどして、早めに解決しておきましょう。